第1時限 「勉強ってなんでするの?」
①時間を有効に使う知恵をつけるため
時間は有限。「命」=「時間」という方もいます。
たとえば,写真のようにバラバラに置かれた瓶の本数を数えるために,1本ずつ数えていけば答はわかります。しかし,掛け算と足し算を知っていれば,わずかの時間で答を出すこともできます。
8×6+4=52
これが知恵です。
ただし,掛け算や足し算を知らなければその知恵も使えません。小学校・中学校では,必要な知識を身に着け,知恵の使い方を学びます。
なんの工夫もなく仕事や生活をしていれば,無駄な時間ばかりが増えていき,自分の「命」を無駄遣いすることになります。一生涯を大切に有意義に過ごすためには,「時間を有効に使う知恵」を身につけること。それが勉強をする意味の1つです。
②物事の本質を見抜く知恵をつけるため
たくさんの人が自分の生涯をかけて知り得たことを,私たちは1時間程度で知ることができます。しかし,その知識が真実とは限りません。多くの知識や理論を残してくれた先人たちに感謝しながらも,今学んでいることに疑問をもつことも必要です。
勉強とは,過去の過ちも知ること。そして本当のことは何かを考えて「自分たちが生きていく未来」をより正しく創っていこうとする原動力です。
③知ること・わかるようになることは楽しいから
「うそだ。楽しくない。ゲームしている方が楽しい。」
そうですね。
「できた!」とか「知らなかったことがわかってよかった!」というのが,本来の勉強の楽しさです。しかし,「できない。」「それを知ったからって何?」ということの方が多いでしょう。
つまらないですよね。
そこで,そういうお子さんには,学習の入り方を楽しくするという方法が必要になります。
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‐ 上の動画は,100円均一のショップで買った6枚100円のコースターを使った道具です。両面で10になるようにしてあります。
テーブルの上などに置いて,いつでもゲームができるようにします。
「7の裏は?」というようにクイズ形式で行うとよいでしょう。